ミリキタニの猫

楽種工房 kiyo

2009年07月31日 13:28

今日も暑いさ石垣島

さて、先日TSUTAYAが旧作100円だったので借りに行って来た。

最近は笑えるDVDばっかり借りてたけど、その日はドキュメンタリーが見たくなって

3本借りた。

その中の一つが以前から気になっていた「ミリキタニの猫」だった。



いや、すごい。何が凄いって、こんな人が居るんだって事。こんな人生があるんだって事。




ジミー・ミリキタリ(三力谷 つとむ)は80歳のストリート アーティスト。



カリフォルニア サクラメント生まれ。

第二次大戦中に日系人強制収用所に3年半入れられた。

そこで絵画を教えていたという。

しかし収容所での厳しい生活で多くの仲間も失い、家族とも離ればなれに。。。



彼はアメリカ政府に抵抗し、自ら市民権を捨てた。

日本人アーティストとしてアメリカの路上で生きる道を選んだ男の物語だ。



なんか清志郎とイメージが重なった。。。。

こういう生き方を貫くって、凄い精神だと思うわ。

凄くクリアでそれは痛々しいほど。

平和を願い、故郷(広島)を思い、毎日毎日絵を書き続けるその姿は何かに取り憑かれたようでもある。

彼はメッセンジャーとして生まれてきたのかもしれない。

彼を見つけた監督もすごい感性の持ち主だ。

8月6日は広島に原爆投下された日。

是非このDVDを一人でも多くの人に観て欲しい。そう思った。

2年前の映画みたいだけど、今観れて良かったと思う。

余談ですが、ミリキタニさん、80歳には見えない。若いし、チャーミングだ。

カッコいいな〜こんな人生、滅多に出会えない。

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