竹富島でウークイ

楽種工房 kiyo

2012年09月02日 21:56

こんばんは

今日は無事帰られたご先祖様達からのプレゼントのような気持ちいいお天気でした。


石垣島のアンガマを観るチャンスをことごとく逃していた私に

一昨日の夜に嬉しいメールが届く。

竹富島の友人、牛ちゃんからだ。

1日の夜にいつもお世話になってる大山家でアンガーをやるので

お手伝いに来ない??と言うメールだった。




竹富島ではアンガマをアンガーという。

牛ちゃんから竹富島のアンガーは石垣島とは違うと以前に聞いていたので

これはチャーンス!!と思って、Nさんを誘って二人でお邪魔させて頂いた。




竹富港に到着すると、牛ちゃんが迎えに来てくれていた。

まだ少し時間があったので、西桟橋を散歩。



ああ、何て美しいの。。。

西桟橋からきれいな夕日を見たのは何年振りだろう。

そしてウミヘビちゃんも挨拶に来てくれたにょろ。






さて、大山家に到着し、ご先祖様に「今日はお手伝いさせて頂きます」とウートートー。。。




アンガーが始まる前にお夕飯を頂く。



みっちゃん、美味しいでございます


食べ終わると用意してくれていた衣装に着替える。



じゃじゃーん!!

私、遂に竹富島で踊りデビュー

夢みたい・:*:・( ̄∀ ̄ )。・:*



竹富島では面を被ったンミとウシュマイは出て来ない。

お座敷に上がるのは三線、笛、太鼓などの楽器を演奏する人だけ。

庭でショーロガナシ(先祖の霊)を供養する踊りが奉納される。

 
 なんと、エイサーは男性は二人だけ

女性の方が多いエイサーなんて初めてだわ。

美穂ちゃんカッコイー

あさかちゃんの踊りも美しかった。

ってか、皆さんすごいわ。。

さすが種取子祭の大舞台で素晴らしい芸能を毎年奉納してらっしゃる。。。その場で「あれにしよう」

と相談し、その場で躍れるってどれだけ練習して身体に染み込んでるんだろう。



2〜3時間して終了し、各家々でご先祖様をお送りする。



手前に置いてある4つのお茶は、寄って来ちゃった成仏してない霊達の為のもの。

ご先祖様と一緒に送ってあげようね、という意味らしい。


沖縄のお線香は平たくて6本がくっ付いて1枚になっている。

2枚12本といのは12カ月を意味し、一平を2つに割った3本は、天・地・人の調和を意味している。

ウチカビというあの世のお金を燃やしながら家主の栄一さんが色んな話を教えてくれた。



そして門の前で再び正座し、ご先祖様を送るお祈りをする。。。

最後は海へ行って、ウチカビの灰とお線香の灰をまき散く。

栄一さんが自分の家族だけでなく、竹富島の全ての事を見守ってくださいとお祈りする姿を見て、

こういう心が島を守っていくのだな。。。と感じたのだった。

私も手を合わせて貴重な体験をさせて頂いたご先祖様と竹富島と竹富島の皆さんに感謝し、

石垣島に感謝し、生まれ育った土地に感謝し、地球に感謝した。

少し冷たい海風が気持ちいい夜だった。

「しばらくこのまま少し話そう」と栄一さん。

竹富島を思う熱い言葉を聞いていると、それはまるで神様からのメッセージのようでありました。

日々時間に追われて大切な事を忘れがちになってしまう自分と

ちょっと今向き合っています。

そういう時間を大切にしていきたいな、そんな風に思った竹富島のウークイの夜でした。



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