竹富島 ユークイ

楽種工房 kiyo

2012年11月27日 11:50

おはようございます。

種子取祭初日の午後から竹富島に高速船で渡り、
奉納芸能を見て大山宅に向かった。

一日目の種子取祭の奉納芸能が終わると、
イバンを頂く儀式があり、イバンを頂いたものは
夜通しユークイに参加しなければなりません。

ユークイについてはこちらの説明をどーぞ→

もっと詳しく知りたい方はこちらもどーぞ→



神司を先頭に、ユークイに参列される方は50名ほどだったかしらね。。

根原家から大山家に到着されたのは22時を回った頃だったかな、

座敷に上がって神司の祈願が行なわれ、

その後、神酒、酒肴を振るまいます。

その一つがこのイイヤチ。

もち米、キビ、小豆を炊いて、小さいオールのようなものを二人で擦り合わせて練ります。



大山家で練っているこのお二人、お一人はハワイの方、もう一人は台湾の方です

この日大山家には台湾から舞踏研究をされてる、有名なチョーさんと、

チョーさんの教え子の研究生の方々が20名ほど?大山家に滞在しておりました。

ハワイから来たマナさんはもち米が炊きあがるとサクサク練り出したので

なんでこんな事出来ちゃうの???と聞くと、

前日に大山のお父さんからイイヤチの練り方をレクチャーしてもらったらしい。

にしても上手い

八重山方言と英語と中国語が飛び交う大山家で私もせっせとお手伝い。



こんな感じで丸めてラップします。


そして一番重要なピンとタコの肴。



これはニンニク漬け。

ニンニクの事を「ピン」と言います。



茹でタコを切って。。。。



ピンと和えます。

これを神様にお供えし、それを小分けにしてユークイの皆様に振るまいます。





歌声が大山家に近づくと、外に出てお出迎えします。



サージを頭に巻かないと家の中には入れません。

私もサージを巻いて、大山家のオリジナルTシャツを着てお手伝い。





一晩中歌い続けるので喉を労る為、サンピン茶にショウガと黒糖を煮出したお茶もふるまいます。



台湾の学生さん達も練習した「みるく節」(だったかな??)を披露してくれました。

皆さんが大山家を出て次ぎのお宅に歌いながら向かうと、私たちは一気に片付けをして

ビール缶を一本頂き、プハ〜♪

なんだかんだで寝たのは午前2時くらいだったかなー。。。


しかし早く寝ないと翌朝は5時前に根原家に集合です

そこで最後のユークイを済ませ、世持御嶽に戻り、イバン返還の儀式を行うのです。

つづく。。。。♪

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